日本酒なのに生?生酒のみくらべイベントに行ってきました!
こんにちは。
ここのところ暖かったり寒かったりと寒暖差が激しいですね💦
こんなときは体調も崩しやすくなりがち。
しっかり食べて、睡眠もとって体調を崩さないようにしたいですね。
さて今回は、株式会社アクセス様、アイランド株式会社様主催の「日本酒なのに生?生酒のみくらべイベント」に参加して来ましたので、ご紹介させていただきますね。
日本酒なのに生?生酒のみくらべイベント
会場に入るといろいろな銘柄の日本酒がずらり!
今回はこの中から、7種類の生酒を試飲させていただきます。
ところで、生酒って何?と気になりますよね。
私も普段飲むお酒は、ウイスキー、ビール、ワインが多いので、日本酒は1年に数回飲むか飲まないかぐらいで、生酒と言われても日本酒でしょ?何が違うの?と違いについて全くわからない状態💦
その生酒について日本アクセス様より説明をいただきました。
日本酒の分類と見分け方
日本酒は、酒質の違いや製法の違いによて分類が分かれます(吟醸酒、純米酒、本醸造など)
【日本酒の見分け方ポイント】
*醸造用アルコールを使っているか
醸造用アルコールを添加することで香りだしや品質も安定し、スッキリ辛口に仕上がります。
醸造用アルコールを使っていない場合は、「純米」と謳えます。
本醸造、吟醸、大吟醸は、10%の使用をしています。
*吟醸造りをしているか
吟醸造りをしていると、「吟醸」か「大吟醸」となります。
「吟醸」と「大吟醸」の違いは、精米歩合です。
「吟醸」は、精米歩合60%以下。
「大吟醸」は、精米歩合50%以下。
となります。
精米歩合とは
米を何%削ったか、ということ。
例えば、米を40%削った場合は、精米歩合60%になります。
生酒について
生酒は加熱処理を一切行わないお酒。
そのためお酒の中に酵母や菌がわずかに生きています。
かつては蔵元か蔵元のある地元でしか飲めなかったお酒です!
加熱処理について
通常の日本酒(常温で売られているお酒)は、加熱処理を2回(しぼりの後と出荷前に1回ずつ)行っています。
生貯蔵酒と生詰酒は加熱処理は1回。
生貯蔵酒は、出荷前に1回、生詰酒は、しぼりの後に1回行っています。
加熱処理をすることによって、腐敗防止、殺菌、酒質の安定をすることができ、常温の状態で流通することができます。
生酒の味わい
フレッシュ&フルーティ。
口当たりが甘く、くっきりとした旨味があります。
甘みをよく感じるお酒です。
生酒の保管方法
加熱処理をしていないので、冷蔵庫保管が必須です!
特に直射日光が当たる場所での保管は、絶対に避けてください。
酵母が生きているので、保管中にも少しずつ変化をするので、時間の経過とともにまた違った味わいを楽しむことができます。
生酒の飲み方
冷酒として冷やして飲む。
原酒は氷を入れてロックで飲むのがオススメだそうです!
日本アクセスさんのサイトには、生酒についてわかりやすく説明してある「日本酒なのに生?マンガでわかる生酒の世界」
というマンガありますので、そちらも読んでみてくださいね!
とってもわかりやすいですよ~✨
こちらから見れます↓
「日本酒なのに生?マンガでわかる生酒の世界」
さて次は、蔵元さんから生酒の商品の紹介とお待ちかねの試飲♪
玉乃光純米吟醸なまざけ
蔵元は玉乃光酒造株式会社。
京都市伏見区にある酒造会社です。
現在は京都にありますが、創業は和歌山県なんだそう。
第二次世界大戦で蔵が焼けてしまってから京都に移ったんだそうですよ。
こちらの蔵は、純米にこだわった蔵で、戦後いち早く純米酒を復活させたとのこと。
純米吟醸と純米大吟醸だけを作り続けているめずらしい蔵元です。(アルコール添加のないお酒だけを作っているとのこと)
米は自社の精米所があり、精米も行っていて、麹も手作りしているとのことでした。
「玉乃光純米吟醸なまざけ」は、アルコール度数17度。
仕込み水は、桃山丘陵を水源とする伏し水(日本名水百選に選ばれた名水)
原料米は、「麹米」山田錦・おくほまれ「掛米」は、日本晴れ
を使用しています。
味は、フレッシュでやわらかい味ですが、芯のある強い飲み口。
米の旨味を味わうお酒で、京料理とあわせると美味しいんだそうです。
飲んでみて、生酒なので甘さもありますが、しっかりとした味で、飲むとお米の旨味が感じられるお酒でした✨
純米にごり酒 白川郷 造ってそのまんま
蔵元は株式会社三輪酒造。
岐阜県大垣市にある酒造会社です。
こちらの蔵は、2011年に蔵の建造物が有形文化財に登録されたそうです。
9割以上にごり酒を作っているとのこと。
「純米にごり酒 白川郷 造ってそのまんま」は、アルコール度数15度。
仕込み水は、揖斐川至る所で湧水(軟水)
原料米は、「麹米」はあけぼの、「掛米」は、岐阜県産米(うるち米)
を使用しています。
掛米に飯米を使用することで、味の奥深さを醸し出しているそうです。
酒米の使用量は大吟醸に匹敵するそうですよ。
濃い濁り酒で、ピリピリとした発泡、食感のあるお酒でした。
ほぼタンクの中にあるお酒をそのまま飲んでいるような感じなんだとか。
ピリピリとした発泡が美味しいお酒でした✨
出羽鶴 純米吟醸生酒 五百万石
蔵元は、秋田清酒株式会社。
秋田県大仙市にある酒造会社です。
昔ながらの「造り酒屋」で、創業時からの古い土蔵造りの仕込み蔵は昔ながらの家付き酵母に満ち、独自の酒風を醸成しています。
秋田県南部の山間に位置しているので、夏~秋は温暖湿潤で酒米の栽培に適していて、冬は寒冷で雪が多く酒作りに適した条件が揃っている
とのことです。
「出羽鶴 純米吟醸生酒 五百万石」は、アルコール度数16度。
仕込み水は、出羽丘陵の雪解け水(超軟水)
原料米は、「麹米」、「掛米」ともに五百万石
を使用しています。
やわらかく優しい味わいのお酒。
仕込み水が、清冽でやわらかく出羽鶴のなめらかできめ細かい酒質をかたちづくっているのだそうです。
食事に合わせやすく、料理を引き立たせてくれるお酒です。
やさしい味わいなので、料理と一緒にゆっくりと飲みたいお酒でした。
軽い口当たりで飲みやすかったですよ。
盛田 本生吟醸原酒
蔵元は、盛田株式会社(小鈴谷大蔵)
愛知県常滑市にある酒造会社です。
こちらの会社の15代当主の盛田昭夫さんは、ソニーの創業者なんだとか!
思わぬつながりに、、ビックリでした。
こちらの蔵のある知多半島は一年と通じて温暖な気候ですが、冬季には伊勢湾を渡って「伊吹おろし」と呼ばれる寒風が吹き、冷たく新鮮な空気を蔵に運んで来るんだそうです。
厳冬の季節蔵人たちの熟練の技でお酒を仕込むとのことです。
来年(2019年)2月10日(日)には、ねのひ蔵開きを開催するそうで、見学ができるそうですよ~!
詳細は、盛田株式会社さんのサイトをご覧ください。
サイトはこちら→ 盛田株式会社
「盛田 本生吟醸原酒」は、アルコール度数18度
仕込み水は、御嶽自然水
原料米は、「麹米」、「掛米」ともに五百万石
を使用しています。
なめらかな口あたりと原酒らしい飲みごたえが特徴です。
名古屋の味の濃い料理にも負けないお酒なんだそうですよ。
味わい深いお酒なので、料理と一緒に飲みたいお酒でした。
末廣 みずは
蔵元は、末廣酒造株式会社。
福島県大沼郡にある酒造会社です。
こちらの蔵は、野口英世ゆかりの蔵なんだそう。
嘉永蔵は、創業時の面影があり、観光地としても人気だそうですよ。
全国清酒鑑評会。SAKE CONPETITIONなど受賞も多数されているとのことです。
「末廣 みずは」は、アルコール度数15度。
仕込み水は、博士山伏流水(中硬水)
原料米は、国産米(チヨニシキ他)うるち米、酒米をその年のベストな割合で使用。
メロンや洋ナシに近い、ほのかな果実香があり、スーッと喉を流れる、スムーズな飲み口が特徴。
フルーティーな香りで飲みやすかったです。
女性受けしやすいお酒ですね。
ラベルも素敵なので、プレゼントにも良さそう✨
Spark Riz Vin(スパーク・リ・ヴァン)
蔵元は、千曲錦酒造株式会社。
長野県佐久市にある酒造会社です。
現在の千曲錦の重田杜氏は、第79回関東信越国税局新酒鑑評会で優秀賞(長野県第一位)を獲得されたそうです。
酒蔵のある佐久市は、佐久平と呼ばれる標高700mの高原だそうです。
「Spark Riz Vin(スパーク・リ・ヴァン)」は、アルコール度数4.5%。
仕込み水は、浅間山系の伏流水
原料米は、「麹米」、「掛米」ともに美山錦
を使用しています。
ラベルにもRice Wineと記載されているように、名前の「Riz」はフランス語でライス(米)、「Vin」は、フランス語でワインを意味するそうです。
ビン内2次発酵によるキメの細かな発泡とのことで、自然な炭酸なのでキツすぎることもなく飲みやすかったです。
ワインのような味わいなので、日本酒が苦手な人にも飲みやすいお酒ですね。
甘めなので女性受けしやすいお酒だと思いました。
日本酒苦手!って方にぜひ飲んでもらいたいですね~✨
こちらは、「イトーヨーカドー」や「ヨークマート」でも取り扱いがあるそうですので、気になった方は探してみてくださいね。
越乃梅里 特別純米生原酒
蔵元は、DHC酒造株式会社。
新潟県新潟市にある酒造会社です。
「DHC」と社名にある通り、あのサプリメントや化粧品の「DHC」の会社なんですよ~。
DHCが一から始めたのではなく、元々あった蔵からの引き継ぎで始められたそうです。
100年以上に渡り日本酒を作り続けてきた酒蔵だそうです。
「越乃梅里 特別純米生原酒」は、アルコール度数17%。
仕込み水は、新潟の雪解け水
原料米は、「麹米」五百万石、「掛米」は、こしいぶき
を使用しています。
旨みたっぷりの芳醇甘口の味わいと薫り華やかな特徴のあるお酒。
ワイングラスで飲んでも美味しいんだとか。
味の濃いお酒なのでチーズとかサラミ、鍋料理に合うそうです。
しっかりとした味のあるお酒なので、料理と合わせるとさらに美味しくなるんじゃないかな~と思いました。
味の濃いお酒ですが、スッキリとして飲みやすいお酒でした。
岸田夕子(勇気凜りん)さんトークショーと生酒にあう「牛たたき 玉ねぎ山椒だれ」
お酒についての紹介&試飲のあとは、日本酒が大好きだという料理研究家岸田夕子(勇気凜りん)さんのトークショーと
岸田夕子さん考案の生酒にあう料理「牛たたき 玉ねぎ山椒だれ」の試食会✨
トークショーでは、日本酒について語ってくださり、聞いていて楽しかったです。
牛たたき 玉ねぎ山椒だれ
牛肉の表面をさっとソテーし、たれに漬けるだれで20分(冷やす時間は除く)でできちゃう簡単なのに本格的な牛たたき。
表面の赤色がとってもきれいですよね✨
お肉で玉ねぎと付け合せのみょうがと青じそを包んで食べるのがオススメだそう。
玉ねぎ山椒だれの酸味と山椒のピリっとした風味がとっても美味しく、生酒が引き立つ料理でした。
簡単なので、家でも作ってみたいと思います(*˘︶˘*).。.:*♡
年末年始の料理の1品として加えても良いですね。
まとめ
生酒は今回のイベントで初めて飲みましたが、フレッシュで飲みやすいお酒が多かったです。
生酒なので、時間が経つにつれて変わる味を楽しむのも良いですね。
普段、蔵元さんから直接お話を聞く機会があまりないので、今回のイベントで蔵元さんのお酒に対する思いやこだわりを聞くことができて本当に良い機会でした。
今回うかがった蔵元さんからのお話を思い出しながら、家でもじっくり飲んでいこうと思います。
日本酒が苦手な方でも飲みやすい生酒がたくさんありますので、良かったら試してみてくださいね(*˘︶˘*).。.:*♡
素敵なお土産もいただきました❤
甘めでアルコール度数も控えめな「Spark Riz Vin」なので、夫にも飲みやすかったようですよ。
美味しいと大好評でした(*^^*)
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